ふくふくのんびり探報

HSPの私が日常での気付きや東北地方のおすすめの旅先紹介をします。疲れていても読みやすい記事を心がけています。

生死と向き合い感じたこと~看護師の先輩の教え~

こんばんは~ふくふくです🌜️

ご訪問ありがとうございます。

 

今回は看護師をしていた時に、先輩から教えてもらったことを書いてみます。少しスピリチュアル系かもしれません。

 

病院には生死がつきものだと思います。

私も患者さんの死に立ち会わせていただくことがありました。その後の死後の処置にも入らせていただき、最後のお見送りをさせていただいたこともあります。

その際、私が新人看護師の時に、一緒に入っていたベテラン看護師の先輩に言われた言葉が印象的だったので、そのことを書いてみます。

 

 

 

看護師をしている時に気をつけていたこと

 

 

 

先輩に教えられたことその①

 

死後の処置をする際に

「死後の処置をする時は、窓を開けてね。魂が自宅に帰れるように。」

と言われました。その時はなるほど!と思いましたし、それから死後の処置に入る際は、少し窓を開けてから処置をしていました。

 

ちなみに死後の処置とは、亡くなってから身支度を整えさせていただく処置のことをいいます。エンゼルケアともいいます。

 

でも今ふと思ったのですが、魂は窓や壁をすり抜ける気もします。でもたぶん亡くなったばかりの魂なので、窓を開けるということは、出口はこちらですよと道しるべを示すことなのかなと思いました。

 

先輩に教えられたことその②

 

最後のお見送りが終わった後に

「患者さんをお見送りした後、行きと同じ道を通って病棟に帰ってきてはいけないよ。違う道で帰ってきてね。魂を持ち帰ってきちゃうから。」

と言われたことです。死後の処置も終わり、お迎えの車が来て、裏口からお見送りが終わった後の、病棟に戻るまでの道のりのことを先輩は言っています。

その際に同じルートで帰ると、患者さんの魂もついて来ちゃうよ~ということだと思います。これも今書きながら思いましたが、死後の処置をしている時に窓を開けていても、魂が帰れない時があるのかもしれませんね。

(自分が亡くなったと自覚していなければ、どうしていいのか分からなくなってしまうのかもしれませんね💦)

これも先輩から言われてから、同じ道では帰ったことはなかったと思います。少しルート変更して帰ります。病院は複雑な構造だったりするので、道のアレンジはしやすかったです。

 

たぶんこれはお葬式が終わった後に、自宅の玄関に入る前に塩をふるのと同じ感じなのかな?と私は思いました。

 

番外編

 

私は死後の処置に入った日は、自宅に入る前に塩を軽くふってから、自宅に入っていました。

なんとなくこれは気持ちの切り替えの儀式な気がします。

患者さんの死と向き合うことは、すごく貴重な体験をさせていただいていると思います。しかし気持ち的にはどっと疲れる感じがしました。

そこの気持ちの部分を切り替えるためにも、私は塩をふっていました。

同期の看護師にも聞いてみたら「私は塩をなめてから家に入るようにしてるよ~」と言っていたので、看護師によってそれぞれ自分なりにやっているルーティーンみたいなものがあるのかもしれません。

 

最後に

 

私は人が亡くなる瞬間に何度も立ち会わせていただきましたが、お見送りすることに慣れたことはなかったです。

1人1人違う方で、病院に入院してから亡くなるまでの日々も異なります。

だからこそただ単に作業としてではなく、いろいろな思いを抱きつつお見送りをさせていただいていました。

でもやはり看護師なので患者さんのお見送りすることに対して、病院では泣いたことはないです。しかし新人の時は仲良くさせていただいた患者さんが初めて亡くなった時、家に帰ってから泣きました。同期の看護師も同じようなことを言っていたので、看護師も人間なので色々な思いはありますよね。

新人じゃなくなってからも、患者さんの死に直面した後はやっぱり色々なことを考えていました。でもとても大事な経験をさせていただいたと毎回思っていました。

 

今回はちょっとスピリチュアルなことを書いたかもしれません。死と向きあうことで、生きることについても向き合っていたように思いました。最後までお読みいただきありがとうございました⭐️